JR、釧路~札幌間、特急復活!
- 2016.12.16
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8月の大型台風被害から、不通だった『特急スーパーおおぞら(釧路~札幌)』が12月22日より、再開されると発表がありました。
JR北海道発表(PDF): https://www.jrhokkaido.co.jp/pdf/161214-4.pdf
良かった。良かった。
本当に良かった。
正直なところ、今年は夏以降、当店でも道内からの観光のお客様が激減しました。
これは、単純に「JRが不通になった分減った」というだけではなく、
道内を移動する“観光以外”の移動者(出張利用など)が、不通となったJR以外の交通手段に集中し、都市間バスなどを含む、すべての交通インフラが慢性的な混雑状況となり、
「観光を“楽しみたい”」という目的をもった観光客が、移動が混みあう釧路を避け、
「愉しむためなので、今回は違う地域に旅行しよう」と、他地域にシフトしたということ。
そして、釧路に住んでいる私たちにとって、今回のJRの不通というのは、観光面の影響だけではありません。
『自分は滅多に札幌に行かないから関係ない』
『自分は自家用車で札幌に行く派だから問題ない』
こんな声も、チラホラ聞きました。
地元の僕らがこんな認識じゃ、駄目なんです。
もうちょっといろいろ勉強した方が良い。
自分達の生活するここ釧路地域にとって、太平洋に面する港や空港をもっている釧路市にとって、鉄路の確保がどれだけ重要で、どれだけ地域産業のカタチを形成しているか。
JR貨物が、いままで1日にどれだけの量のコンテナを運び、そのコンテナ1個が、トラックなどに換算するとどれくらいの量なのか知っていますか。
影響が自分の生活に降りかかってきてから騒いでも、手遅れなこともあります。もうすこし、ぼくらも勉強した方が良いでしょう。
8月のあの時、線路も橋脚ごと流された場所は、4ヶ月で復旧させようとしています。
JR北海道の経営方法等については、多様な見解があるかとは思います。
ただ、まずはこの復旧作業にあたった、現場の皆様には本当に感謝をいたします。
ほんとに、どんな会社も組織も、現場は大変だから。。。 たぶんいろいろ犠牲にして、復旧に使命感をもってやった人がいたんだろうなと、想像できます。(じゃないと、あれを4ヶ月で元に戻すのは無理)
本当にありがとうございました。
そして、僕はどうするべきか。
「よかった。よかった。これで観光客も戻ってくるなぁ。」と、ただ喜んでいればいいのだろうか。
また来年、もし今年のように、台風が来て、
また同じように、根室線がズタズタになったら、、、
また復旧してくれるんだろうか?
どんな「商品」でも、
『あったほうがいいもの』より『なければならない』ものの方が、ロングセラーになる。
レストランも、
『あったほうが便利なお店』より、『なくちゃ困るお店』のほうが、ながく続く。
鉄路もそうだろう。
いまは正直、『あったほうが便利』程度に、思っている釧路市民が多すぎるような気がする。
『なくちゃ困る!』そんな声を、もっと多くの人が言わなきゃダメだ。
もっと多くの人が、釧路に足を運ばなきゃダメだ。
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