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レストラン&コミュニティ「Iomante(イオマンテ)」

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シェフの気まぐれレシピin釧路

小さなお子様連れのお客様へ

  • 2015.2.15
  • よくあるお問い合わせ・お客様へのお願い

昨日の2月14日バレンタイン。

土曜日でもあり、満席のご利用を頂きました。誠にありがとうございます。

そのなかで、気がかりで反省をしなくてはならなかったことがあります。

 

ディナーのご予約の電話を頂きました。

お客様『3名で、一人は2歳の幼児も一緒です。だいじょうぶでしょうか?』

自分『申し訳ありません。本日は小さなお子様はお受けできない状況です。』

お客様『騒ぐようなことは無いと思うのですが?どうしても駄目でしょうか?』

自分『大変申し訳ありません。本日やクリスマスディナーは、お子様連れのご利用はお断りさせていただいております。』

 

 

という、やり取りをさせていただき、残念ですが、ご予約をお断りさせていただきました。

本当に申し訳なく思います。

当店は通常、お子様のご利用をお断りしてるわけではありません。
もしかしたら、昨日のお客様は、過去に同様にお子様連れでご来店を頂いたことがあったかもしれません。

おそらく、おっしゃる通り、礼儀正しくお席でお食事されるお子さんであると思います。

 

ちょうど、お電話を頂いた時は、お電話を長引かせられない状況にあったため、十分な説明もできずに、お断りをしてしまいました。申し訳ございません。

きのうは、私どもで把握していただけでも、『結婚記念日』、『お誕生日のお祝い』、『重要なお客様の接待』など、すこし大人な空間を必要とされている、ご予約が多数ございました。

また、これは私どもの都合ではありますが、昨日の夜はスタッフの人員体制が十分ではなく、お子様が泣いてしまうなどの不測の事態に、ご本人や他のお客様へのフォローが出来ない恐れがあったため、責任者である私の判断で、お断りをさせていただきました。

せっかく、お電話を頂いたのに、本当に申し訳ありませんでした。

 

・   ・   ・   ・   ・

 

この機会を頂き、すこしお話をさせていただきます。

 

『ちいさな子供がいるのですが、大丈夫ですか?』

 

ご予約時によくあるお問い合わせなのですが、毎回判断が難しいご質問です。
「何歳からOK」という基準は設けられません。

いままでも何人もの「幼児のお客様」が、とてもお行儀よく、2時間を超える食事を済まされているのを拝見しております。

逆に、たとえ大人でも、ご来店時に泥酔状態で大声を張り上げるような状況であれば、お断りをすることもございます。

「子供だからだめ、大人だから良い」という事ではないのです。

ちょっと、話はかわるのですが、僕がプライベートで、とあるカレー屋さんで食事をしていた時に見た光景。

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お客さん「すいません。この”○○カレー”って子供でも食べられますか?」

店員「そのお子様によって食べられなかったり、食べられたり、それぞれなんですよ~」

おきゃくさん「じゃあ、甘口ならだいじょうぶですか?」

店員「でも、お子様用のカレーではないので、大丈夫か?と聞かれても、(困った顔)」

おきゃくさん「あ、じゃあもういらないです(怒)」

店員「申し訳ありません・・・」

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もうひとつ、
ある大手食品メーカーの広報担当さんが言っていた、メーカー側が一番つらいお問い合わせ。

オペレーター「ありがとうございます。○○食品お客様相談窓口です」

お客さん「あのう、そちらの○○の賞味期限が冷蔵庫できれてしまったのですが、2日ぐらいなら大丈夫ですか?」

オペレーター「申し訳ございません。私どもは期限が切れたものについてはお召し上がりにならないよう、お伝えしなければなりません。」

お客さん「そうですか・・・ 見た目は大丈夫なんですけど、どうしてもだめですか?」

オペレーター「期限が切れてしまっているので、お召し上がらないようにお願いいたします。」

お客さん「わかりました。」

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カレー屋さんの件、

「食べられるか、食べられないか、正直わからいのです」

辛いものが得意な子供だって、苦手な子どもだっています。それは、人それぞれ。

店員さんも、本当はお子さんにだって食べてもらいたい。でも、いまは些細なことでも法律上、サービス提供側に「責任」が生じてしまいますし、法的にはクリアでも、ネット上などで炎上させられるリスクがある。

ぼくらは、それ(責任追及)が本当に怖い。

 

食品メーカーのオペレーターだって本音は、「2~3日位、大丈夫」と思っていて、

でも、万が一何か食中毒などが発生した場合に、「大丈夫っていったじゃない!」と言われないように、『召し上がらないでください』と言わなくてはならないのは理解できるところ。

担当者の方は、『商品を作っているメーカーとして本望ではない』と本音を漏らしていました。

 

 

『○○ですけど、大丈夫ですか?』 このお客様の質問に対して、わたしどもサービス・商品を提供する側は、『大丈夫です!』と、お応えしにくい状況にどんどんなってきています。

 

このままでは僕たち企業側は、99%大丈夫なことでも、「1%の不安」のためだけに『お断り』を選択せざるえない、残念な雰囲気になってきました。

 

そして、飲食店の場合は、その日その時間の他のお客様の雰囲気、ご予約内容によっても、【大丈夫か否か?】は変わってしまいます。

 

『お子さんと家族みんなで食事をたのしむ』ご予約もありますし、

普段の育児から、一息つくために『子供の声を離れて夫婦の時間をたのしむ』ご利用もございます。

 

ほぼすべてのお電話に僕が対応し、ご予約内容や、場合によっては、お母様の後ろから聞こえてくる子供の声や泣き声を察知し、ご来店動機を予測し、ご案内させていただいております。

 

忙しくない平日のご予約であれば、それぞれの大切な時間を十分にフォローも行き届きますし、僕自身も小さな子供が2人おりますので、『子供の嫌いな野菜を美味しく食べる方法』や『育児トーク』などをお客様と愉しまさせていただくこともございます。

 

しかし、私どもの力不足で、週末や御予約が集中している日などは、どうしても困難な瞬間が発生してしまうことがあるのも事実です。

 

どうか、小さなお子様とご一緒にご来店されるお客様。これからも、当店にご来店されるかた全員が「大切な時間」を過ごすことができるよう、ご理解とご協力をお願い申し上げます。

『お子様のご来店が大丈夫か?無理なのか?それは、私どもでは判断できません。』  私どもは『大丈夫です。』とお伝えしたくても、それが許されない状況にございます。

 

どうか、お子様の性格や、ご自宅などでのお食事中の様子などをみて、最低でも2時間かかる食事の時間が、お子様にとっても楽しい時間かどうか、まずは親御様にご判断いただければと思います。

 

これからも当店は、「お子様お断り」とはいたしません。 しかし、他のお客様のご予約状況などによって、対応が異なってしまいます、なにとぞご了承ください。

 

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注意)ここから下は、はなし脱線します(笑)

 

これ以上、モノを作ったり、サービスを提供する側が、企業責任やコンプライアンスを意識しすぎ、萎縮するような風潮はいやだな。

作ってみなきゃ分からない、食べてみなきゃわからない、やってみなきゃわからない。

 

---『正しいか否か、すでに答えがあるものには興味がない。』--- 

 

 頑張っている人、新しいチャレンジしてる人、そしてその昔日本の経済を作ってきた職人さんって、こういう人多いと思います。

 

でも、いま日本の商業スタンスは(すくなくても僕が感じている限りでは)失敗するかもしれないから、危険かもしれないから、訴えられるかもしれないから、やらない。
なんでも、「警告、中止、お断り」。

責任の所在なんて、だいたいの案件は、本人だってなんとなく気付いていることばかりなのに。 急に権利や法律的解釈をもちだす。

 

なんかのテレビCMで言ってたな。

 

==『世の中は誰かの仕事でできている』==

 

「警告、中止、お断り」、一見すると、(たとえば公共交通機関の天候調査やイベント中止なんか)、お客さんの安全を思った素晴らしい判断にみえますけど、見えないところで、だれかの仕事が無くなっているってことです。

 

それって、辛いんだよ。。。

 

だから、昨日の、予約お断りしたお客様にも申し訳なかったな。。。

投稿日 / 2015年2月15日 16:39:51

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