イワシ
- 2015.7.12
- うんちく・小ネタ
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釧路周辺では昔から美味しイワシがたくさん獲れる。
ビネガーで甘酸っぱくマリネして、冷たいラタテュイユなどと一緒に食べると、とても美味しい立派な前菜になります。
温暖化の影響か、釧路でも信じられないほど美味しい夏の野菜が収穫できるようになってきました。
それらの野菜と釧路のイワシを一緒に楽しめるのは、喜ばしい限りです。
ここ釧路でも昔に比べれば、イワシの価格はずいぶんと高くなったと言われます。
「イワシなんかがこんなに高いなんて!」と、いう声も。
漁獲量の問題はもちろんですが、それ以外にも、物流の発達により一昔前よりも大勢の釧路管外の人が、このイワシを含めた当地の魚の価値に気付き、需要が高まってきたことも、
『昔は蹴っとばしていた魚が、いまは高級魚』になりつつある、大きな要因に感じます。
イワシのような魚だけではありません。
エゾシカ、キクイモ、海藻類、野菜類、、、
地元ではあまり高い評価(むしろ低評価(笑))を得ていなかった食材達は、ここ10数年で、地元のわれわれは気付いていないところで、どんどん評価が上がってきています。とくに今年に入り、その勢いは加速しています。(僕はずっと10年以上、釧路の食材に密着して仕事しているんで、この感覚は信ぴょう性高いんじゃないかな?)
『釧路は駄目だ、何も無い』
さすがにそんなことを大声で叫ぶ人はいなくなってきたものの、でもまだ根深く残っているそんなマインド。
そんなマインドを抱えたままだと、いままでの釧路がそうだったように、せっかくのチャンスをまた釧路の外の他人に取られてしまう。
『「誰かがやってくれるんだろ?」「誰かやってくれないかな?」と思った仕事は自分でやれ!』
僕が、スタッフ達によく言っているセリフ。(パワハラ上司ですから(笑))
偉そうに言っている手前、僕もしっかりしなきゃな。
そう感じさせてくれた、くしろの美味しい「イワシ」でした。