レストラン&コミュニティ「Iomante(イオマンテ)」

シェフの気まぐれレシピin釧路

本当に人生はあっという間なのか?

  • 2018.1.21
  • うんちく・小ネタ
今日は料理の話ではなく、時間の話。
もうすぐ、社会人になってから20年が過ぎる。
 
たまに、お店の学生スタッフと話していると「20年ってあっという間ですか?」ときかれるが、
よく耳にする『振り返ればあっという間だったな』という感覚はあまりない。
 
世間の人は本当に、テレビで良く聞く「今年1年もあっという間でしたね」とか、「人生なんてあっという間」って感じているのだろうか?
 

僕は、社会人になってからの20年なんてもちろん、イオマンテの10年間だって、とてもじゃないけど「あっという間」なんて感覚にはならない。反対にとんでもなく長かった(笑) だが、楽しい。

ただ、そのとんでもなく長かった時間に、自分はどれだけ時間を有効に使えたか否かは、しっかり見直す必要はまだある。

 
 

10年なんて恐ろしいほど長い。決してあっという間ではない。

 
本で読んだか、誰かの言葉で『“そのうちやろう”のそのうちは永遠にこない』というのがありました。
 
それと一緒で『「10年あっという間だった」と簡単に言う人は、その次の10年も“あっという間に過ぎてしまう”』気がします。
 
 
 
僕が10代や20代の頃、大人の「あっという間」発言が苦痛だった。
 
『え、そんなにすぐに歳とるの?』
『人生つまらなそう・・・』
『あっという間に終わるなら、べつに無理しなくても・・・』
なんて、ひねくれて受け取っていた。
 
 
大人たちはもしかしたら老婆心的に「人生はあっという間なので後悔の無いよう、一生懸命に生きなさい」ということを伝えてくれたのかもしれない。
 
 
でも、それを言っている本人たち(大人たち)がすでに人生に疲れた表情をしているのを見て、10代の僕はポジティブには受け取れなかった。
「その一生懸命やっている間に、“あっという間”に時間が過ぎちゃって、結局この人のように疲れた人生になっちゃうのでは?」と
 
ともかく『あっという間だった』という言葉の裏に、『いいかい、生きていくのは大変なんだ。その大変さを毎日我慢するのが大人という生き方なのだ。』というニュアンスが感じられた。
これから60年以上も生きていく若者には酷な話でしょ?
そんな話はまったく容認できなかった。

『長い人生の中で、10年くらいは色々なコトに我慢できるかもしれない。でも、そもそも我慢が嫌いな自分は一生は無理だ!!』

 
なので、僕は20歳の頃、自分に「3つの」年代別ルールを作った。
 
①20歳代は、体力的に強いので、ひたすら技術や経験を休まずに頑張る。(結果、本当に毎日大変だったから、ながーい10年でした(笑))
 
②30歳代は、20歳代に思いついたやりたいことを実践する。そして楽しくなかったら時間がもったいないのですぐやめる。(結果、お店を持って本当に楽しい、そしてながい10年間(笑))
 
③40歳代は、①②の結果が良ければ、次の世代に伝えることを自分も愉しむ。(感覚としては、自分が楽しかった映画を人におすすめするような感じかな)
 
①、②は本当にその通りに過ごしてきました。
①に関しては、正直最初の5年くらいは本当に『我慢しながら頑張った』。でも、後半の5年は『我慢しない方法を見つけるために頑張る』意識に変化していた。
②に関しては、まさに昨日までそう過ごしてきたのだけど、
具体的に実践したことは『自分が行きたい感じのお店をつくる』『商品をつくる』なんかがそうだろう。だけど「楽しくなかったらやめる」部分は、説明がちょっと難しい。(経営論みたくなるので、この部分は何かの機会に書くことにします)
そして③
私の20代30代、かなり楽しく結果が良かったので、予定通り「次の世代に伝えることを愉しむ」ことにします。
ということで、もうすぐ(って言っても再来年だけど)自分のルールが変わります。
そして50歳頃になった時には、子供たちや若い人たちに、
『50年ってあっというまでしたか?』と聞かれた時に、

『50年?めっちゃくちゃ長いよ。やりたい事ぜーんぶやってもまだ余る(笑) あなたの人生はこれから本当に楽しいから安心して。』

と言ってあげられるようなおじさまを目指します。

投稿日 / 2018年1月21日 13:26:47

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